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[ 文庫 ]
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アンデルセン童話集 1 改版―完訳 (岩波文庫 赤 740-1)
・ハンス・クリスチャン・アンデルセン
【岩波書店】
発売日: 1984-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
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・ハンス・クリスチャン・アンデルセン
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カスタマー平均評価: 5
怖い話と感動的な話が混在 アンデルセン童話集全7巻を買いました。そのうちの第1巻目でアンデルセンの比較的初期の話を中心にまとめられている感じです。読み始めると「火打ち箱」、「小クラウスと大クラウス」のようにいきなり人を殺すような怖い話から始まるのはちょっとびっくりしてしまいます。全部で16話の小作品からなりますが、私の印象に残ったものを下記のように偏見をまじえた簡単な説明にてピックアップしてみます。・旅の道連れ 旅の途中で助けた死人と一緒に旅行するストーリー、ゾンビ版の鶴の恩返しでしょうか。結構面白いです。 ・人魚姫 一般に知られているストーリーと若干違い、最後に空気になった人魚姫がこれから300年間の修行生活に入ります。 ・皇帝の新しい着物(裸の王様) 詐欺師が人の心につけいる様が生々しく描かれています。オレオレ詐欺にも通じるリアルな描写に迫力を感じます。 ・幸福の長靴 アンデルセン版タイムマシン、ドラえもん的SF小説のような仕上がりであまり知られていない話だと思います。 ・野の白鳥(王子と11羽の白鳥) エリサ姫が魔女裁判にかけられる生々しさに迫力があります。最後はほろりと来る感動できるお話です。 ・パラダイスの園 ちょっと難しい東方にある理想郷の話。人間の誘惑に対する弱さなどがテーマです。 絵本で知られている簡略化された童話と違って読み応えがあり面白いですね。幸福の長靴などは50ページ近くあります。まだ第1巻しか読んでいませんが、アンデルセンの暮らした時代の背景などが読み取れます。どちらかというと大人向けだと思います。 文庫のアンデルセンは大人向き。 アンデルセンの童話を知らない人はいないと思うのですが、アニメや絵本で接した方も多いのではないでしょうか。それもいいのですが、アンデルセンの書いたものをなるべくそのまま味わってみるのもとても良いと思います。原文が読めればいいのですが、翻訳となればやはりこの作品ではないかと思います。この本は訳者が昭和13年に翻訳したものを、本人が昭和38年に改訳したものです。現代語とは趣が異なる部分もありますが逆にアンデルセンの時代をイメージしやすい古風な感じもします。第一巻には、有名な「親指姫」「人魚姫」「裸の王様(皇帝の新しい下着)」が含まれていて、子供の頃読んだり聞いたり見たりしたイメージとはまた違った印象を持つと思います。特に「人魚姫」の悲しみは大人になった今のほうが余計に胸に迫りました。又、「旅の道ずれ」「大クラウスと小クラウス」などブラックな趣の物語など絵本とは違ったアンデルセンの魅力が存分に味わえると思います。文庫のアンデルセンは大人の方向きだと思います。
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[ 単行本 ]
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アンデルセン童話集
・ハンス・アンデルセン ・ハリー・クラーク ・荒俣 宏
【新書館】
発売日: 2005-07
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
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・ハンス・アンデルセン ・ハリー・クラーク ・荒俣 宏
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カスタマー平均評価: 5
アンデルセンをもう一度 挿画が美しい。アンデルセンを読み直したいなあと思って書店に行き、子供だましでない美しい絵に惹かれて買いました。
子供が持つにはちょっと重い気もするけれど、立派な装丁はプレゼントにも良さそうですね。
載っている作品の数も多め。
有名なところだけでも、
おやゆび姫、皇帝の新しい服、醜いアヒルの子
モミの木、雪の女王、ナイチンゲール、マッチ売りの少女
人魚姫、ワイルド・スワン、絵のない絵本
があります。
久々に読み返してみて、子供の頃とはまた違う感想を持ちました。
ただただひたすらに怖かった「雪の女王」はその美しさに息をのみましたし、また男の子が誘拐されて、女の子が救出に行くお話という展開の珍しさも改めて気づかされたりもしました。
「人魚姫」なども、子供の頃にだって勿論心打たれる話ではありましたけど、人生経験積んでからの方がずきんとくるその大きさが違う気がします。
子供の頃何度も繰り返し読んだ「絵のない絵本」も、読んだ本の数や書いた文の数に比例してそのすごさがひしひしと感じられます。
童心にかえって読んだ作品も多いけれど、大人になった今の自分に直接訴えかける作品も多くて改めてアンデルセンってすごいなあと思いました。
世界文学の宝 クラークの美しい挿絵が散りばめられている、本当に愛すべき一冊、荒俣氏の感情が入りすぎない訳もセンスよし。 彼の訳すアンデルセンは死とエロスの芳醇な香がただようから不思議だ。 完全に大人用です これは挿絵も含めて完全に大人用で、アンデルセンを深く味わいたい人にはお勧めです。また、大人の方でもマイナーなお話も多いので、アンデルセン入門を探している人や子供と一緒に楽しみたい方は、別のをお勧めします。 ハリー・クラーク最高!!! アイルランドの幻想画家ハリー・クラークの挿画40点を収録!
カラーと白黒で添えられる挿絵は、本当にきれいですばらしい!!
彼の繊細な白黒画は、同じ年代の画家オーブリー・ビアズリーに少し雰囲気が似ています。オーブリー・ビアズリーが好きな方は絶対好きなはずVVV
カラーは、また違った魅力を持っていてとても素敵です!
ケースをはずせば、英語で「fairy tale by John Andersen」と金で書いてあり、装丁は洋書のようでかっこいい!!
アンデルセンのお話とハリー・クラークの挿絵で、独立した世界ができあがっていて、絵本とかとは比べものにならない魅力!
あの時代の雰囲気が味わえると思います☆ 色彩の宝石箱 まるごと1冊のハリー・クラーク挿絵の本が出るなんて、夢のようです。 ビアズリーを思わせる妖艶さと細い線の美しさ、禍々しい一方で、いやらしくなく、ギリギリで正統派のメルヘンを保っています。 16ページあるカラー絵も、濃いめの色ながら、色彩の宝石箱で、海の中に宮殿があるなら、こんな感じではないかと思いました。 宝物になる1冊です。美しい絵の本がお好きな方はぜひ、手元に置いてください。 同じクラーク挿絵の『ポオ怪奇小説集』や『ペロー童話集』も出版されることを、心から願っています。
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[ 文庫 ]
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アンデルセン童話集 2 改版―完訳 (岩波文庫 赤 740-2)
・ハンス・クリスチャン・アンデルセン
【岩波書店】
発売日: 1984-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
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・ハンス・クリスチャン・アンデルセン
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カスタマー平均評価: 5
散文詩のような短編集 アンデルセン童話集全7巻の第2巻目ですが有名な「雪の女王」が収録されています。これが一番長編で全部で57ページありました。他の有名な話では「みにくいアヒルの子」「赤いくつ」「マッチ売りの少女」なども収録されています。雪の女王は少年文庫で一度読んでいましたが、全く同じ内容でした。名訳によって大変わかりやすいストーリーになっています。 アンデルセンのこの全集を読んでみてわかったことですが、やはり一部にはどう考えても子供向けではないものが含まれています。例えば「バラの花の精」の話の中には「頸を切り落とす」というような強烈な表現が出てくるのですが、結構ブラックな感じがします。岩波少年文庫の存在意義というのも少しわかったような気になりました。全部で26話の小作品からなりますが、私の印象に残ったものを下記のように偏見をまじえた簡単な説明にてピックアップしてみます。 ・バラの花の精 兄に恋人を殺された娘がその頸を掘り起こし・・・・ちょっと怖い! ・豚飼い王子 姿形で人を判断することへの戒めが込められています。 ・天使 アンデルセンの宗教観がよく出ています。子供は死んで天使になれるかも知れません。 ・みにくいアヒルの子 読んでみると意外なストーリーに驚かされます。 ・モミの木 ちょっと悲しい話。人生が凝縮されているようです。 この本のなかには2ページしかないような短編も含まれています。これらの短編は一種の散文詩のようで、美しいフレーズなのですが、意外に理解しにくいような感じでもありました。 雪の女王が読みたくて購入しました。 雪の女王が読みたかったんですが、まるきり子供用のものはいやなので、いろいろ探した結果、この完訳シリーズの中に入っているのを見つけて購入しました。 この本は完訳だからか、お話によっては、人が死んだりとか悪者に殺されたりとか書いてあります。しかし童話ならではの楽しさや、やさしさ、アンデルセンならではの夢溢れる表現に、想像も膨らみすぐに最後まで読んでしまいました。 評価については、これといって減点する点も見つからないので、星5つにしました。
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[ 大型本 ]
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アンデルセン童話 (よみきかせおはなし名作)
・千葉 幹夫
【成美堂出版】
発売日: 2005-11
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
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・千葉 幹夫
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カスタマー平均評価: 4.5
挿絵が素敵です。 届いた本を見てびっくりしました。
挿絵を描いているのが
大好きなスズキコージさん
コロボックルシリーズの村上勉さんetc.
お話も18話入っていて、このお値段はお得です。
迷っている方のために、挿絵を描いた方々のお名前を。
石黒亜矢子 伊藤正道 岩崎千夏 宇野亜喜良 くすはら順子
黒井健 さやか 重森千佳 篠崎三朗 スズキコージ
平きょうこ たざわちぐさ 奈良坂智子 ひらのてつお
村上勉 若林佳子
寝る前の読み聞かせに 4歳の息子に寝る前に読み聞かせてます。
これまでに同じシリーズの、イソップ童話、グリム童話も買ってやりましたが、寝る前に読み聞かせるのにちょうどよいぐらいの長さにまとまっている点が気に入っています。
子供の受けの良さから言うと、一番がイソップ童話、次がこのアンデルセン童話、最後がグリム童話といった感じでしょうか。
アンデルセン童話は、親指姫、人魚姫など、メルヘンチックなお話が多いので、女の子であれば、アンデルセン童話をより気に入るかもしれません。
挿絵も、何人かの作家が書いていて、一部、気に入らないものもありますが、全体としては、きれいなものが多くてよいと思います。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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アンデルセン童話集 (1) (岩波少年文庫 (005))
・アンデルセン
【岩波書店】
発売日: 2000-06
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
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・アンデルセン
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カスタマー平均評価: 4.5
心がきれいになっていきそうです。 とにかくおもしろいです。「白鳥になった12人の王子」は、ちょっと不思議な話です。「はいのうと兵隊」は、とても美しい話です。「人魚姫」は悲しい悲しい悲しい話です。でも、心がきれいになっていきそうで好きです。小学校2年生のときに買ってもらって何十回、何百回と読みました。 アンデルセンってやっぱり素晴らしい・・・ みなさんご存知の「おやゆび姫」「裸の王様」「みにくいあひるの子」「眠りの精」などの話が収められた第一集です。 正直、「おやゆび姫」などは有名であっても実際に話を詳しく知っていたわけではないし、恥ずかしながら「モミの木」 などは話すら知りませんでした。けれども、アンデルセンの温かい物語の素晴らしさに触れられ、とてもよかったです。また、翻訳も適切で、古すぎず、新しすぎず、アンデルセンの童話にあった優しい口調になっています。 時おり「小クラウスと大クラウス」など、ちょっと一休さんチックなとんちの利いたよくよく考えると残酷かも、というような 話もありますが、アンデルセンの想像力の豊かさを感じられてよかったです。 「みにくいあひるの子」や「眠りの精」などは、世界名作劇場の「牧場の少女カトリ」で取り上げられたのを見て以来、 本当に大好きな作品でしたが、改めて好きになりました。また、筆者の略歴を見てかなり苦労していたのを知り、 アンデルセンの偉大さに恐れ入りました。大人の人でも宮沢賢治の寓話を簡単にしたような要素も強く十分楽しめると思います。 また、どうぞ、お子様にも読ませてあげてください。童話離れな世の中だからより一層温かい話に触れて欲しいです。 漢字もそれほど多くなく、振り仮名も大人が読んでいてうっとうしくない程度にちゃんと振ってあって子どもでも楽しめると思います。 続編も読んでみようと思います。
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[ 文庫 ]
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完訳版 アンデルセン童話集 全7冊セット
【岩波書店】
発売日:
参考価格: 5,145 円(税込)
販売価格: 5,145 円(税込)
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カスタマー平均評価: 5
これは超大作本です アンデルセン童話のすべてを集めてみたいと思い、この7冊セットを入手しました。文庫本とはいえ7冊セットになると5,000円を超えるのでたいそう立派な本を買った気分です。7冊の文庫本は化粧段ボール箱に収められていて大事に扱うことができます。ここでは個別の本のレビューは控えさせていただきます(実はまだ読み始めたばかりなので・・・)。 収録されている話の数はすごい物があります。アンデルセンの話は短編が多いのですが、下記のように全部で156話ありました。 第1巻・・16話 第2巻・・26話 第3巻・・33話 第4巻・・18話 第5巻・・18話 第6巻・・24話 第7巻・・21話 訳者の大畑末吉さんは昭和13年に第1巻の訳を終了し、第7巻目が終わったときには終戦後の昭和21年になっていました。その後、主として用語修正を目的とした改訳を実行。第1巻が昭和38年、第7巻が終了したのは昭和45年で、まさにライフワークというにふさわしいものです。全部で2,000ページを軽く超える超大作ですが、じっくりと味わって読みたく思います。
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[ 単行本 ]
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アンデルセン童話集―心に残るロングセラー名作10話
・アンデルセン
【世界文化社】
発売日: 2004-01
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
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・アンデルセン
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カスタマー平均評価: 4
導入に・・ 昔話の類を読ませたいと思って購入。ハードカバーではないため、厚みはありますが読みやすいです。挿絵は少しですが、かわいらしく、また、ところどころ小さなカラー写真があります。冒頭4ページはアンデルセンの紹介です。
時々、翻訳本にありがちな、違和感のある部分もありますが、大体においてこなれた訳だと思います。
コレクションではなく、いかにも導入という感じの本ですが、導入として十分だと思います。
大人もいっしょに楽しめる童話 娘に読んであげるために買ったのですが、昔自分が読んだお話で長い間に忘れていたことや、勘違いしていたことなど改めておさらいできました。むかしから、いろんな童話や絵本などで有名な「人魚姫」や「錫の兵隊」「マッチ売りの少女」など、どこかもの悲しい、切ないお話ですが私は大好きです。何度も子供に読み聞かせしてあげるのには最適です。また、漢字にルビがあるので小学校低学年から自分で読む力をつけるのにも良いかもしれません。
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[ 単行本 ]
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子どもに語るアンデルセンのお話
・ハンス・クリスチャン アンデルセン
【こぐま社】
発売日: 2005-10
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
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・ハンス・クリスチャン アンデルセン ・Hans Christian Andersen
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カスタマー平均評価: 4
丁寧に語りかける良さ 毎日少しずつ、小学5年生を1年生、保育園の娘たちに読んで聞かせています。
アンデルセン童話は内容は皆知っているとおりですが、丁寧に、きちんと読んでいる方は少ないのではないでしょうか。
この本は、もう読み聞かせとは縁のなくなったような小学5年生の娘が一番楽しみに待っています。寝る前に読むと心の底が落ち着くようで、寝やすいようです。
人のおかしみ、確実にものを積み上げていくことの尊さ、ありがたさ 耳を通じて子どもたちに伝わる何かを大切にしたい方にはお薦めの本です。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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アンデルセン童話集 (2) (岩波少年文庫 (006))
・アンデルセン
【岩波書店】
発売日: 2000-06
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
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・アンデルセン
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カスタマー平均評価: 4.5
読んでもらいたいです・・・ 第2集では有名なお話は「人魚姫」と「マッチ売りの少女」くらいではないでしょうか。 ほとんどが初めて読む話でしたけれど、どれも本当に温かい話ばかりでした。 「ヒナギク」「銀貨」など、アンデルセンにかかればどんな生き物もどんな物もやさしく語りだします。「野の白鳥」や「ある母親の物語」など、どんなに苦しいことも、誰かのためにがんばれる、素晴らしい話です。 特に、「ある母親の物語」のエンディングでは、アンデルセンの死生観、キリスト教の死生観が強く現れていますが、 何か、強く感じてしまうものがありました。 キリスト教色が強いので、クリスチャンの人は強く共感しながら読めるでしょうし、そうでなくても温かい童話として 読み進められるのではないかと思います。 子どもが読んでも面白いでしょう。でも、どちらかと言うと、第一集より、大人こそ読んで色々なものを感じてしまう、 そんな話が多いと思いました。翻訳もちょうどよく温かい文章になっています。 私は、ますますアンデルセンが好きになりました。みなさんにも読んでいただけたら幸いです。 懐かしきNHK影絵。。。 「パンを踏んだ娘」 私が小学校の低学年の時NHKでやっていた影絵。 道徳の時間に見ていたのですが、学校行事につぶされ、とうとう最終回までは 見せてもらえずじまいでした。 アンデルセンの中でもかなりマイナーなお話なんでしょうか・・・ 同年代でこのお話を知ってる人がとても少なくて探すのに一苦労しました。 できる事ならもう一度影絵で見てみたいと思っていたのですが・・・・・・ 子供の読む本なのですが、意外に描写が細かくて頭の中のスクリーンが 最終回まで影絵を魅せてくれました。 小さなお子さんがいる方には是非是非・・・おすすめの1冊!
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[ 文庫 ]
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アンデルセン童話集 3 改版―完訳 (岩波文庫 赤 740-3)
・ハンス・クリスチャン・アンデルセン
【岩波書店】
発売日: 1984-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
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・ハンス・クリスチャン・アンデルセン
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カスタマー平均評価: 0
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