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モモ (岩波少年文庫(127)) モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37) らくだいにんじゃらんたろう にんタマ三人ぐみのこれぞにんじゃの大運動会だ!? (こどもおはなしランド) 時の旅人 (岩波少年文庫) 赤い蝋燭と人魚 秘密の花園 完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫) 銀河鉄道の夜 (角川文庫) ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫) ピーター・パン (岩波少年文庫)
モモ (岩波少年文庫(127).. モモ―時間どろぼうとぬすまれた.. らくだいにんじゃらんたろう に.. 時の旅人 (岩波少年文庫) 赤い蝋燭と人魚 秘密の花園 完訳 グリム童話集〈1〉 (岩.. 銀河鉄道の夜 (角川文庫) ホビットの冒険〈上〉 (岩波少.. ピーター・パン (岩波少年文庫..

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モモ (岩波少年文庫(127))

[ 文庫 ]
モモ (岩波少年文庫(127))

・ミヒャエル・エンデ
【岩波書店】
発売日: 2005-06-16
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ
カスタマー平均評価:  5
大人になると別の形で心にしみるかもね。
ある本を探して本屋さんをブラブラしていた際、 たまたまカートに置かれていたこの本を見つけました。 小学生のころに、面白い本と有名だったな。 そんなふうに思いながら、 目的の本も買わずに思わず衝動買いしてしまいました。 有名だっただけに話の内容はネタばれで、 小学生のころはスルーして読まなかったのもこの本です。 たまたま手に取って読みましたが、 うわさ通りの内容ですね。大満足です。 子供でも十分に内容理解できると思いますが、 大人になってから読むと、また違うものを感じられるのでは。 個人的には、「時間は心で感じるもの」という考え方に 一番グッときました。 読み終わって間もないうちに再び開き、 何度も読み返しています。 何回読みなおしても飽きないのが不思議で、嬉しいですね。 読むたびに心休まる一冊です。
児童文学ということで…
子どもでも楽しめると思いますが、 忙しい大人の方に読んでいただきたい物語です。 「忙しいのに本なんか読んでられるか!」 と思う人の方が考えさせられる事が多いのではないでしょうか。 残念なのは、 「児童文学」ということもあり、 平仮名が普通の本よりも多く、 少し読みにくいということです。 読んでいて、 テンポが出にくかったです。 「テンポが出にくい」と感じている、 自分自身の感覚自体を変える必要があるのかも知れませんが。 「時間」というものについて考えさせられる物語でした。 評価は、星4つです。
レヴューというより、雑感ですが、
 柄にもなく、美しい描写から紹介したい。  魔法の鏡はね、ひとりでのぞきこんだ人間から永遠のいのちをうばうだけなんだ。ふたりしてのぞけば、また死なないようになるんだよ。(中略)モモとジジはしずかにならんで、長いあいだじっと月を見つめました。こうして月を見ているかぎり、ふたりは永遠に死ぬことはないと、つよく感じていたのです。  寺山修司は書いた。とりはとりでも飛べないとりは、なぁんだ?――それは、ひとり、というとりだ、と。人は一人では飛べない、けれど、二人なら飛べる、寺山はそう考えていたのだろうか?   この本の巻末に、佐々木田鶴子という人が、エンデとの思い出を回想している。これによると、「エンデ自身は書物を通じて東洋に関心があった」らしい。とすれば、やはり、可能性はあるかもしれない、と私は考えた。  というのは、こういうことだ。私が注目したのは、エンデを異世界に連れていく役目を果たすのが、一匹のカメである、という点である。そして、その異世界は、〈時間〉と深く関わっている。異世界とカメと〈時間〉。三つを結びつけて浮かび上がってくるのは、日本の昔話、「浦島太郎」だ。つまり私は、エンデは、「浦島太郎」を意識しながら「モモ」を書いたのではないか、と考えたのである。  〈モモ〉という名前も気になる。ひょっとしたらエンデは、日本の昔話「桃太郎」から、〈モモ〉という名を思いついたのではないか。〈モモ〉が〈時間どろぼう〉たちをやっつける話として、物語「モモ」が読めるとすれば。――そんなわけ、ないか。  行き場を失った子供たちは、〈子供の家〉で、大人の言う〈役に立つ〉遊びをやらされる。子どもたちは、大人が教えなくても、空き箱の二つ三つがあれば、いつでも、冒険の航海に出ることができる。子供たちが自由に空想の翼をはばたかせるができる環境づくりこそが、子供たちにとっては、本当の意味で、〈役に立つ〉ことになるはずだ。どこを見渡しても同じ道路、同じ建物、同じ服、同じ考え、同じしゃべり方、同じ歩き方、なんだか、顔までそっくりに見えてくる。そんなの、いやじゃありませんか。エンデに、そう言われているような気がした。  引用はしないが、ラストの描写が、とても、美しい。ぜひ、手にとってご確認のほどを。  附記。この本の冒頭に、アイルランドに伝わる歌が載っている。私の勝手なイメージでは、アイルランドと言えば、ケルト信仰が思い浮かぶ。あるいは、エンデは、ケルト信仰も意識していたかもしれない。
「残業依存症」から立ち直った、今の読後感
何人かの方が書いているのと同じように 子どもの頃は、誤解からずっと敬遠してました。 優等生の読書感想文御用達っぽかったし、 その感想からは、スローライフ的説教臭さも感じたし… 体調悪化と、我が子の出産に先立って、残業まみれの生活から足を洗い (このご時世、かなりの勇気が必要でしたが) ちょっぴりできた心のゆとりに、好きだった読書を再開した矢先、 文庫化にともない訳が新しくなったと知って読みました… …本当に良いタイミングで出会いました。 子ども向けのファンタジーではありますが 私にとってはファンタジーとは思えないリアルさを感じました。 エンデすごいです。 もちろん、現実の社会にはモモのような 自分の代わりに、灰色の男たちから時間を取り返してくれる人はいません。 そこで、自分にとっての「人生の価値」を決め、せまり来る「時間どろぼう」と 実際に戦うのは自分自身なわけですが。 自分に科せられた仕事が1日に100だとしたら 「1日に120済ませれば、あとがラクになる」などと、誰もが一度は考えるはず。 でも現実には、翌日にもやっぱり仕事は100あって 永遠にラクにはならずに一生を終えてしまうんじゃないでしょうか…? 100の仕事を一生懸命やって、早めにその日の仕事を終える。 残りの時間は自分や家族のためにつかう。 それが実践できれば、この本の本当の面白さが味わえると思います。 大人こそ、ぜひ。
小学生ではじめて読み
モモをはじめて読んだ小学5年生の時、これ以上無いほどのスリルを味わいました。まだ難しい本は読めない年頃でしたが、特に行き詰まることなくすらすらと読め、話の内容も掴みやすいものでした。細い糸がはったような緊迫感を強く感じ手に汗が浮かぶほど胸が高鳴ったのをよく覚えています。中学生になってからまた読んだときにはまた違った見方が出来ました。風刺された現代の流れや畳み掛けるような文、こまやかで美しい独特の世界観、無色でさびしい町の描写……どれも他とは違う素晴らしさに新たな発見など。いくつになっても楽しめる作品ではないでしょうか。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

[ 単行本 ]
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

・ミヒャエル・エンデ
【岩波書店】
発売日: 1976-09
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
ミヒャエル・エンデ
Michael Ende
カスタマー平均評価:  5
友人に勧められて・・・そして
古い友人がモモの映画をビデオで見せてくれました。その後、原作を読みたくなり、随分と前にこの本を手にしました。何度となく読み返し、文明の陰、固くなってしまう私たち大人、時間の大切さなど、いつも考えさせられます。 読んだ後はなぜか癒されるので、私も元気になって欲しい人や新しいことにチャレンジしようとする人に紹介するようになりました。いくつになっても、モモのような気持ちを持ち続けたいと思います。
時間とは意識。意識とは心。
貧しいが、のほほんとした温かい生活を送っている村人たちのところに、効率こそ大事だとささやきながら、無駄なことをどんどんやめさせようとする灰色の男たち、時間ドロボウがやってくる。 おっとりしたモモが、そんな時間ドロボウから奪われた時間を取り返して村人の生活を元通りにするために立ち上がるといったストーリー。 70年代に書かれた本であるが、時間に追われる現代人と資本主義の行く末を暗示するかのような世界観が描かれている。本当に大切なもの、幸せってなんなのか、そもそも無駄なことってなんなのか、 立ち止まってじっくりとそういうことを考えるべきときに感じるものがある本。 しかし、ミヒャエル・エンデがすごいのはもう一段上のレベルの概念、『時間とは意識である』ということを子供に語りかけるような言葉で説明しているところだと思う。 時間の国に住むマイスター・ホラがモモに語った言葉では、こうなっている。 「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。・・・・・時計というのはね、人間ひとりひとりの胸のなかにあるものを、きわめて不完全ながらもまねてかたどったものなのだ。・・・・人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じ取らないようなときには、その時間はないもおなじだ。」 1・・2・・3・・という秒の単位は、あくまで物理的な計算を成り立たせるための原理原則として作られているもの。それを空間的に表現したものが時計である。 しかし、過去に起こったことを過去の記憶として整理し、今をとらえ、未来を想像することができるのは人間の意識がそのようになっているから。 逆に言えば、妄想の世界に生きている人、精神的に狂ってしまって、過去や現実、妄想の区別がつかない人には時間という概念が存在しないと言ってもいい。 実際、自分が体験として起こったことと、想像で考えたことって、意識の中では同じように存在しているはずだし、10年前の経験であっても鮮明なものは鮮明な記憶として存在しつづけ、1週間前の経験でも意識から消えているものは存在しないに等しいし、感じ方によっては10年前の経験よりも古い出来事に感じるかもしれない。 「時間とは意識だ」 という前提で『モモ』をもう一度振り返ってみると、 ・効率的な時間のすごし方 = 効率的な意識の持ち方 ・無駄な時間のすごし方 = 無駄な意識の持ち方 ・タイムマネジメント = 意識・心マネジメント というように言い換えることもできるのではないだろうか? つまり、 食事時間を節約するためにファーストフードで10分で食事を終えることは、 一見すると時間を節約しているように思えるのだが、 その10分が心・意識に残らない10分ならば存在しないのと同じ。 (体にエネルギーが注がれている点では意味があるが、意識のレベルでは無意味。) そういう時間のすごし方で30歳年を重ねたとしたら、 物理時間は節約できたかもしれないが、 意識のレベルでは何も残っていない。 しかし、食事に30分かけたとしても、記憶に残る食事を経験できたのであれば、それは意識を大事にできたということであり、つまりは時間を大事にしたということである。 意識があるからこそ、動物ではなく人間だといえるのではないか。だとすれば、心や意識を大事にして生きるって、もっとも人間らしく生きることの本質なのではないか、と思うのである。 経済活動、生命活動を行う上で忘れてはならないものだと思う。
大人に読んで欲しい一冊。
自分のリズムで、自分を生きるということ。 よく考えてみようと思いまして、 子供の頃読んだこの本を読み返しています。 子供の頃、「時間を大切に・・・」 なんて、考えたことなかったので。。。 読んで、自分を見つめなおしています。 今、たくさんの情報や物に流されて生きているように、 感じるし、時間がないし、 あってもやらなくちゃいけないことばかりで、 時間があっという間に過ぎていくんです。 いつも、時間がたりないといつも感じていて、 何もしなくてもいいのに、 何もしないと取り残されていくような・・・ そしていて、忙しく動いても、 やりがいがなく、退屈なんです。 本当の自分の心の花が咲く時間をみつけたい。 そんなわけで、この本を 見落としてはいけなかったのかもしれないと、 もう一度、読んでいます。
「灰色の男たち」の悪巧みを初めて公にした暴露本
「時間を短縮して成功」という類のハウツー本はたくさんあります。ビジネスで成功するための雑誌や、テレビ番組もたくさんありますね。一度歩みをとめて、深く考えれば、異様な考えだと気付くのですが、その類の情報が、あまりに氾濫しているため、当然のことのように行動してしまいます。  これらの情報には、ある組織がからんでいます。「灰色の男たち」が俗称です。正式な名前は明らかにされていません。彼らは、わたしたちから豊かさを盗みます。すると心がカラカラにかわいて、生活はやせほそってくるのです。  ちょっとした昔に、人類は「灰色の男たち」に支配されかけたことがありました。そのときに、世界を救った女の子がいました。  ジャンヌダルクやエリザベス女王のような英雄譚は、記録として残っていますが、その女の子の物語については、知られていませんでした。エンデさんは、ある旅人から、この話を聞いて、彼なりの解釈を加えて、物語にしたのです。女の子の活躍が公になるのは、これが初めてです。  この本によって、「灰色の男たち」の悪巧みが、ひろく知られるようになりました。彼らは困ってしまいました。そこで一計を案じて、この本を大人の目のつかないところに置くようにしむけました。本当は大人こそ、この本を読むべきなのに、存在に気がつきません。エンデさんは、女の子の偉大さと「灰色の男たち」の怖さを、世界中で伝えました。多くの人が、共感し、一丸となって、彼らに対抗することを決意しました。しかし、それとおなじくらい、いや、その数倍の人々は、気がつかなかったり、気がつかないふりをしているのです。  さあ、この本を読んで、いっしょにたちあがりましょう。
いつも本棚に。
姪っ子の小学校の入学祝いに贈りました。 まだちょっと本の中身はむずかしそうですが、 今まで自分がもっていた絵本とはちょっと違う、 大人っぽく、不思議めいた装丁に興味津々の様子です。 いつも本棚に置いて、読んでくれるといいです。

らくだいにんじゃらんたろう にんタマ三人ぐみのこれぞにんじゃの大運動会だ!? (こどもおはなしランド)

[ 単行本 ]
らくだいにんじゃらんたろう にんタマ三人ぐみのこれぞにんじゃの大運動会だ!? (こどもおはなしランド)

・尼子 騒兵衛
【ポプラ社】
発売日: 2004-02
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
らくだいにんじゃらんたろう にんタマ三人ぐみのこれぞにんじゃの大運動会だ!? (こどもおはなしランド)
尼子 騒兵衛
カスタマー平均評価:  5
面白いです^^
上級生がたくさん出てきますが、食満とか竹谷が出てませんでした^^;
たくさんのキャラが登場。
落第忍者乱太郎の絵本。 絵本といっても原作者尼子騒兵衛氏による書き下ろしの話なので、本編のノリの良さは変わりません。 話の内容は学園町の思いつきで学年対抗の運動会をする話。 上級生がたくさん出てきます。 原作コミックで言っていた豆腐小僧由来の絵本です。
楽しい1冊でした。
競技内容が笑えたり、上級生ももりだくさんで楽しい一冊でした。大満足です!
とにかく面白いです。
とにかく上級生がたくさん出ています。運動会の競技も、ユニークで面白いものばかり。読めば大爆笑間違いないと思います。
とにかくスゴイ!!
いつもの学園長の思いつき、けれど今回は一味違います。なにせ全学年対抗の大運動会なのですから。は組の運命はいかに・・・?   でもコミックを見ている人にはわかってしまうかも???

時の旅人 (岩波少年文庫)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
時の旅人 (岩波少年文庫)

・アリソン アトリー
【岩波書店】
発売日: 2000-11
参考価格: 882 円(税込)
販売価格: 882 円(税込)
時の旅人 (岩波少年文庫)
アリソン アトリー
Alison Uttley
カスタマー平均評価:  5
素晴らしい!の一言です。
娘の為に選んだ本だったのですが・・・ 母親の私のほうが、夢中になりました。  余韻が、残り・・味わい深い本でした。
すばらしい
久しぶりによい本です。 とても楽しく、気持ちよく読めます。 子供の世界を優しい大人が、上手に文章にしたそういう本です。
日本人なのに。
美しく、心に清流を流し込んでくれる素晴らしい本です。昨今はやりの戦闘モノファンタジーに疲れた方はぜひ読んでいただきたい。歴史を受け入れるということは、運命を受け入れるということは、ただ黙って静かに生き抜くことだと教えてくれます。日本人なのに、英国の空気にすんなり溶け込み、気がついたらペネロピーと同化している自分に驚きます。
美しく、切ないお話でした
時の旅人というタイトルから想像していたのは、自由に時を旅して過去を変えていく… そんなお話でした。 でも、それは全く違っていて主人公には過去を変えることはできません。 時には、どちらのお話なのかと思うほど、過去と現在の境はあいまいで、時には混ざり合っています。 女王メアリーの歴史に詳しければもっと深く読むこともできるのでしょうが、 知らなくても、十分楽しめました。 この歴史の結末を知っている主人公の期待と絶望感が、文章から湧き上がってきていて、 読んでいる自分にもうつってしまうように思います。 とても美しい風景が語られているからこそ余計に、読後は切ない気持ちに包まれました。 何度も何度も読み返したい…でも、今はまだ、切なくて開けない…そんな気持ちになったお話です。
これまでの人生で出会った最高の本のひとつ!
ページをめくるのがもどかしく、それでいて一頁一頁を大切に読みたくなる美しい物語です。
イギリスの、その土地や歴史に根ざしたファンタジーが大好きですが、中でもこの物語は宝石のような煌きをはなちます。
ふとしたことから始まる魔法で過去へ現在へと旅することになる主人公、イギリスの田舎の生活のしっとりとした美しさ、ページから匂いたつようなハーブの香り、結ばれることのない初恋の物語・・・
私はハリーポッターの第一巻がベストセラーだった頃、ほとんど同時期に本書と両方を読みましたが、ハリポタはおかげですっかりかすんでしまいました。

赤い蝋燭と人魚

[ 単行本 ]
赤い蝋燭と人魚

・小川 未明
【偕成社】
発売日: 2002-01
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
赤い蝋燭と人魚
小川 未明
酒井 駒子
カスタマー平均評価:  5
暗くて美しくて残酷な童話
いわさきちひろさん版の方も好きですがこちらもまた、ストーリーの閉鎖的で冷たく湿った感じがよく出ている絵がすばらしいです。酒井駒子さんの描く少しあどけなさを残した人魚が運命の残酷さをより引き立てています。本のサイズが小さいのが残念です。
美しい芸術作品
もともと小川未明の童話作品の方を読んだことがあったのですが、酒井駒子さんの絵が加わることにより、初めに読んだときの切なくも美しい印象がより増幅されて、ひとつの芸術作品の様になっています。人魚という美しい少女を通して人間の醜さ愚かさを問うという内容です。酒井さんのかすれたようなタッチ、黒をベースとしている所や、ろうそくに描かれた絵の赤色が印象的で、楽しい話ではないですが、何度も開けたくなる魅力があります。 「人魚は、南の方の海にばかり棲んでいるのではありません。 北の海にも棲んでいたのであります。」 という、暗くて寒い始まりかたが好きです。
駒子さんしかいない
ずっと心に残っていた物語です。多分、一番はじめはNHKで見た映像なんだと思います。暗い影絵のような映像で、幼稚園の頃に見た話なのにいつまでもその物語は頭に残っていました。そして偶然、酒井駒子さんのこの絵本を知って……衝撃でした。もうこの物語には、酒井駒子さんの絵以外にないだろうと感じました。黒地を塗ってから描かれる駒子さんの絵はこの物語になんと相応しいことでしょう。テレビではカットされていたのか、記憶にない最後の一行を読んだ時、鳥肌が立ちました。
美しく悲しい物語
小川未明さんの物語全体が、非常に美しい、また人間の業のようなものを鮮やかに書き出していますが、それに酒井駒子さんの絵が非常によくあっていると思います。だんだんとお金に目がくらんでいく育ての親に、この人魚は一人じっと耐えるわけですが、それでも恩返しをしようと必死になる姿には感動を覚えます。酒井駒子さんの絵も、非常に美しく、また悲しさも伴っています。大人の方にぜひおススメしたい一冊です。
人として失ってはならぬものとは
このお話を酒井駒子さんの素晴らしい挿絵と共に読むと、妙に良寛さんを思い出す。子供好きだった良寛さんは村の子供達を集めてよく一緒に遊んだが、昨日までいた女の子が一人また一人と消えていった。貧しさからやむなく親が娘を身売りさせたのだが、そんな時、良寛さんは己の無力さを嘆いたものらしい。
この人魚の娘も売られていくのだが、このお話の中には自分の無力を嘆く者は誰もいない。いるとすれば、作者の小川未明と読者だ。だが、このお話はそれだけでは終わらない。
人魚の母親、育ての親、周りの大人たちを読者は醒めた目で見るに違いない。そして、人として失ってはならないものを失った時にどんな世界が待っているのか?苦難の人生を送らざるをえない中でも前向きに生きた小川未明の恐るべき人間への洞察が込められた名作である。

秘密の花園

[ 単行本 ]
秘密の花園

・バーネット
【西村書店】
発売日: 2006-12
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
秘密の花園
バーネット
Frances Hodgson Burnett
Graham Rust
グラハム ラスト
カスタマー平均評価:  5
物語以上にすてきな挿絵
私は大人ですが、この本の挿絵がすばらしかったので自分のために買いました。 児童書の名作なのでみなさん買われると思いますが、挿絵の美しさではこれ以上の ものはないと思います。 同じ画家のポップアップ絵本も海外で購入し、飾って楽しんでいます。 私の宝物の1冊で、とってもお勧めです!

完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)

・W. グリム ・J. グリム
【岩波書店】
発売日: 1984-01
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)
W. グリム
J. グリム
カスタマー平均評価:  5
物語の原形を見た。
どうせ読むなら初版本の訳じゃなきゃなあ、なぜってグリムが初版に手を入れて決定版に至るまでに、例えば「母親」を「継母」に書き換えたとなると、どうしても洗練される前の初版に触れてみたいと思った。そこで他文庫の初版本の訳選集を立ち読みしたが、これが子供の絵本調になっていたのでガックリ、全く読む気がしない。

岩波文庫は決定版に加え初版から削られた話を含めて全5冊、多いなあと思いつつ頁をめくると訳がいい。中にはこれは日本の昔話なのではと感じてしまう程の訳まである。

不思議なことにどこにでもあるような話もある!? 例えば竹取物語似。どっちがオリジナルか、それともシンクロかはわからないけど。
何回かリピートして増幅しながらの変奏、あっけない結末というパターンものも幾つかある。
単に残酷なだけで終わる話から、人間の欲や、貧乏と王様王妃との世界の落差、神通力、恩返し、因果応報等が表出される。物語の原形を見た。
訳が一番好き
グリム童話の初版を和訳したものはたくさんあるのですが、訳が違うだけで本当に雰囲気が違ってきます。なぜこれが一番好きなのかと言うと、ひとことで言うと古風なのです。というか実際古い。(リュックじゃなくて「背嚢」という風に)
それから、原文がきつい方言のところはわざとなまった感じに訳してあります。飾ったところがなく、素朴な味わいです。

グリムの怖い話が読みたい、という人もいるでしょうが、これはとにかく全部収録してあるので絶対に読めると思います。
アニメ風の絵本で親しんだ物語も、これで読むといかにもドイツの民衆に口づたいに広まったという感じがしてきます。


銀河鉄道の夜 (角川文庫)

[ 文庫 ]
銀河鉄道の夜 (角川文庫)

・宮沢 賢治
【角川書店】
発売日: 1996-05
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
銀河鉄道の夜 (角川文庫)
宮沢 賢治
カスタマー平均評価:  4.5
仏教的思想
 「銀河鉄道の夜」は、短編小説を得意とする宮沢賢治による最大長編小説であるが、残念ながら未完の大作と言われており、実際に本書でも「この間原稿五枚分なし」などの記述があることからもその未完成ぶりがうかがえる。  とはいうものの、この長編には著者の思想が大いに反映されている。宮沢賢治の作品を通じて言えることだと思うが、他では聞いたことがないような「独特な比喩表現」と「生と死」を扱うテーマが印象的。さらにその作品群に込められた哲学は非常に深遠で、人間中心ではなく、世界を「相対化」して眺めようとする姿勢からは、仏教と相通ずる思想がひしひしと伝わってくる。  小学校の教科書にも多数使われているようだが、子供のみならず大人が読んでも読みごたえのある内容に仕上がっている。
世界屈指の名作
心暖まる作品がたくさん収録されております。 人生に影響を与えてくれる作品ばかりです。 宮沢賢治は大人になってから読むものですね。
小中学生に読んで欲しい本
自分が銀河鉄道の夜を読んだのはつい最近ですが、この本自体は小6の時に姉に誕生日プレゼントとして貰ったものでした。 マンガしか読まなかった自分はずっと机の奥にしまいこんでいたまま忘れて、読むことはなかったのですが、年末の大掃除の時に見つけて何気なく読んでみました。 宮沢賢治なんて、国語の教科書で見た名前くらいにしか覚えてない人物で、文章の言い回しも古臭くて最初は抵抗がありました。 読み終わった時に思ったのは「こんな作品が書けるから名前が残るんだな」ということ 小学生・中学生くらいの、つまり最近の子供という風にカテゴライズされる人たちに読んで欲しいのは、下手な漫画なんかよりずっと面白いということ。活字離れしていようとも、きっとこの本ならのめりこめるはずです。 ちなみに僕はこの本に一緒に載っている「ひかりの裸足」も好きです
子どもの頃には見えなかった発見がある。
 賢治の優しさ溢れる童話です。  主人公ジョパンニは病弱な母親のため学校に通いながら仕事をする。日々の疲れで親友カムパネリアとの会話も少なくなってくる。そんなある日、カムパネリアと壮大な銀河を列車で旅をする夢を見る。 その夢は、ジョパンニの心の迷いを旅するかのような物語となっている。カムパネリアともっと昔のように会話をしたいと思ったり、前向きに生きようと思ったりする。  大人になり子どもの頃は見えなかった発見があった小説でした。親子で一緒に読むとまた楽しめるのではないでしょうか。
現実と幻想、無垢な魂、どこにもない世界へ
今からずっと昔の夜。町外れの丘を登ると暗闇の中に街の灯がちかちかと瞬く。その光景がいつの間にか幻想へ変わっていく。「銀河鉄道の夜」はそういう童話だと思いました。 ジョヴァンニとカンパネルラはなぜ銀河鉄道で旅するのかを考えると、切なくなります。それはきっと宮沢賢治(ジョヴァンニ)が見ていた世界の反映だし、彼の抱えていた孤独、無垢な精神、理想への憧れだと思います。 ジョヴァンの家の食卓には、牛乳と角砂糖とトマト、それにパンが並んでいるのが、忘れられません。日本なのに日本でない、ここに童話としての卓越があると思います。 夜の牧場の場面と印刷所の場面も大好きです。

ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)

・J.R.R. トールキン
【岩波書店】
発売日: 2000-08
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)
J.R.R. トールキン
J.R.R. Tolkien
カスタマー平均評価:  4.5
ロード・オブ・ザ・リングでトールキンにハマッたひとにオススメ
指輪物語のように壮大なスケールではないが、その分暗さがないというか明るくて楽しいという感じ。 指輪物語や映画ではビルボはすでに年老いていて指輪に蝕まれた姿からマイナスイメージを抱くかもしれないが、本書では彼はまだ青年(?)で、純真で間抜けなホビットである。 また、指輪物語のギムリの先祖のドワーフたちが登場するなど、指輪物語へのつながりも深いのでお勧めする。
トールキンの熟成
 「指輪物語」の前作という位置づけだろうが 読んでみると ある意味では全く違う作品であることに驚く。  「ホビットの冒険」は子供向けに書かれた素晴らしいファンタジーであることは論を待たない。実際 ホビット達が冒険を続け、ドワーフと共に龍を倒すという話は読んでいて心が躍る。自分の子供にも是非読ませたい作品だ。  一方 この話を発展して出来上がった「指輪物語」は 素晴らしいファンタジーだが 完全に大人向けである。例えば ガンダルフを比べても分かる。「ホビットの冒険」ではただの(と言ったら失礼だが)魔法使いである。しかし 「指輪物語」では 根源の悪と戦う「戦士」と言って良い。  この作風の違いの理由を考えると これはもう 原作者トールキンの「熟成」としか言えないと思う。彼も「指輪物語」を書き出した段階では 子供向けファンタジーのつもりだったのかもしれない。実際 トムボンバディルが出てくる辺りまでは 「ホビットの冒険」に雰囲気が似ている。しかし その後 フロドが負傷した辺りから がらりと雰囲気がシリアスになっていく。トールキンが書いているうちに ペンが勝手に新しい作品を書き始めた感すらある。  「ホビットの冒険」は素敵な話だ。リラックスして読める。その後のビルボを知っている僕らにしても。
ホビットの冒険→指輪物語
指輪物語を読むための参考書のような本。
少年向けに書かれているためか、指輪物語では省略ぎみの各種族の特徴や中つ国のことがとても丁寧に書いてあります。
すばらしい翻訳で読みやすく、親子で楽しめる本だと思います。
「ロード・オブ・ザ・リング」「指輪物語」をさらに楽しむための予備知識
映画「ロード・オブ・ザ・リング」を楽しまれた方は、この本を読むことを強くお奨めします。「ホビットの冒険」の予備知識があった方が、映画(または書籍「指輪物語」も同様)をさらに楽しめます。
映画を見ていて「これって何のことをいっているのだろう???」と思うことがしばしばありませんでしたか?(たとえばフロドがスティングをゴラムに突き立てて「これはスティングだ!以前見ただろうっ!」と怒鳴る場面) その??は「ホビットの冒険」の中の話かもしれません。
おとぎ話 in 指輪物語の世界
指輪物語のプレストーリーがおとぎ話として楽しく描かれています。指輪物語より先に読んでも、後から読んでも、どちらでも良いですね。
普通に楽しめるだけでなく、ドワーフが白雪姫の小人と同じ種族である等、ちょっとしたムダ知識が豊富に詰まっています。下巻とともにおすすめです。

ピーター・パン (岩波少年文庫)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ピーター・パン (岩波少年文庫)

・J.M. バリ
【岩波書店】
発売日: 2000-11
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
ピーター・パン (岩波少年文庫)
J.M. バリ
J.M. Barrie
James Matthew Barrie
F.D. ベッドフォード
カスタマー平均評価:  5
ディズニー版「ピーター・パン」に毒されている方には是非!
 この作品はJ.M.バリーの原作を忠実に訳したものらしく、少し残酷な部分も描かれています。ディズニーの「ピーター・パン」しか知らない人には少し衝撃的かもしれません。子供は無邪気でかわいらしい天使である一方、残酷でもあります。

 しかし、ディズニーの無菌状態の「ピーター・パン」よりもわくわくします。さらに、悪役は悪役でしかないディズニー版に比べ、それぞれのキャラクターが悪と善の両面を持っているため、どのキャラクターも愛せます。嫌いだったフックのことも好きになってしまいました。私はこの本を読んでピーターやフックの出生の秘密を知ることができ、とても嬉しく思いました。

 そして物語の最後は涙なしでは読めません。大人になった時に無くした何かを見つけたような気がします。


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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク